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下町の箸職人に聞く「自分にフィットする箸」の選び方

2016/05/19

下町の箸職人に聞く「自分にフィットする箸」の選び方

ごはんを食べるときに使う、箸。日本人には身近すぎる道具のためか、箸に特別なこだわりを持つ方はあまり多くありません。しかし、一度自分にフィットする箸を使い始めると、料理の味にも影響する大切なものであることに気づかされます。

今回は、東京都墨田区で“江戸木箸”をつくり続ける「大黒屋」のご主人・竹田さんに、日本人もあまり知らない「箸の奥深き世界」について伺ってきました。

自分の手にフィットする箸を使うべき理由

「使う箸によって、食べ物の味は変わる」という竹田さん。自分の手にフィットする箸を使うことで、箸を持っている感覚がなくなり、目の前の食事に集中できるメリットがあるそうです。

特に箸が苦手だと思っている方は、いま使っているものが手に合っていない可能性があります。手にフィットする箸はとても扱いやすく、指が疲れることもありません。持っている感覚がなくなる箸こそ、本当にいい箸というわけです。

ひとつの料理に特化した「専門箸」ってなに?

「西洋では食事によってスプーンやフォークを変える習慣があります。料理によっていちばん食べやすく、そしておいしく感じる道具を選んでいます。箸を道具としてとらえるなら、日本食でも同じように、料理によっていろいろな箸があってもいいと思うのです」(竹田さん)

大黒屋にも、納豆箸、お茶漬け箸、手打ちそば箸など、ひとつの料理に特化した専門箸がたくさん手作りされています。しかし、すべての料理で箸を変えるのは現実的ではないため、「せめて自分の箸ぐらいはこだわってほしい」という竹田さん。そんな大黒屋で箸選びをするときは、まずは「断面の形」がポイントになります。

男性は「5角形」、女性には「7角形」が人気

大黒屋には、3角形から9角形の箸が存在します。丸に近づくにつれ、持ったときの感触はソフトになりますが、角がある方が指の収まりは良くなります。箸は三本の指で支えることからも奇数面の箸は収まりがよく、男性には5角形、女性には7角形が人気だといいます。

「見た目は7角形も8角形もほとんど同じですが、持ってみるとその違いは一瞬でわかる」と竹田さんが話すように、どの形が自分の手と相性がいいかは、実際に持ってみるまでわかりません。頼るべきものは、自分の指先の感覚だけなのです。

持った瞬間の「フィット感」を大切にする

箸選びでは、木の種類、長さ、太さ、重さ、重心、質感など、様々な要因が複合的に絡み合い、その人の持ち方の癖や、握力の強弱、指の長さなども関係してきます。そのため、10人いれば10通りの選択肢があります。長さの選び方としては、利き手の手首から中指の先端までの長さプラス3~4cmをひとつの目安にするといいそうですよ。

気になった箸があれば、まずは手に取ってみること。そして、持ったときの握りがグラグラせずに、先端部分がピッタリそろえられるかをチェックしてください。持ったときの構えが安定するかどうかは、箸を選ぶ際のいちばん大切なポイントになります。

箸のメンテナンス方法は?

箸を痛めるいちばんの原因は、水に漬け置きすること。使い終わったら軽く水洗いをし、乾いた布巾で水分を取って保管してください。

いい材料でつくられた箸は、何度でも修理しながら使うことができます。先端の漆がはがれて白くなったものは、漆を塗り直すこともできます。先端部分が欠けてしまった場合でも、両方を削りなおすことで、長さをそろえて使い続けることができるのです。

“江戸木箸”はすべて手作りのため、同じ種類の箸でも、ひとつとして同じものはありません。自分の手にぴったりの箸に出会うには、まずはいくつも手に取ってみること。じっくりと時間をかけて、みなさんも自分の手にフィットする“運命の箸”を探してみてはいかがですか。

お箸と同様に、毎日使うキッチンも自分にぴったりのものを選びたいものです。トクラスのシステムキッチン「Berry(ベリー)」なら、自分にぴったりフィットするキッチンを作ることができますよ。

取材協力:大黒屋
伝統的な箸づくりに、機能性とデザイン性を取り入れ、現代人にマッチする箸を創作し続けている。その確かな技術力と使いやすさで、政財界や芸能人の間でも愛好家が多く、高い評価を得ている。ずんぐり箸は、2005年に日本インダストリアルデザイナー協会が選ぶミュージアムセレクションに選定。2007年には東京都知事賞を受賞。江戸木箸は有限会社大黒屋の登録商標。
大黒屋【江戸木箸】

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キッチン